婚約指輪のリフォームについて!母から娘へ受け継がれるダイヤモンド

婚約指輪のリフォームについて!母から娘へ受け継がれるダイヤモンド

みんなの悩み
2018.03.19

3,978views

そもそも婚約指輪のリフォームとは?

婚約指輪のリフォームとは、母や祖母の婚約指輪を加工してアレンジしたものを「自分の婚約指輪」として受け継ぐものです。
デザインを自分好みにしたり、現代風にアレンジしたりと、価格を抑えながらも大満足の婚約指輪を手にすることができます。
ですので、最近は婚約指輪のリフォームをする方が増えているそうです。

もちろん、費用を抑えられるということだけでなく、ご家族の絆が深められるのもリフォームの魅力ですね。
婚約指輪のリフォームは、アレンジの種類もバラエティに富んでいるので、必ずしも婚約指輪としてリフォームをする必要はありません。

例えば、ネックレスのペンダントトップとしてリフォームをするなど、自分の使いたいアクセサリーにリメイクすることもできます。
すでに婚約指輪を持っているという方でも、リフォームをした婚約指輪のアクセサリーと、自分の婚約指輪を合わせて使うと、コーディネートの幅も広がりそうですよね。
このように、ファッション的にアレンジの幅が広いことも人気の理由なのかもしれません。

誰から受け継ぐのか?

親族から受け継ぐケースが多いでしょう。
親族であればリフォームなどの相談をしやすいですし、もう自身で着用する機会が減っているので、譲ってくれるかもしれません。
特に母や祖母は喜んでプレゼントしてくれるのではないでしょうか。

また、年代物のジュエリーの風合いを楽しむことができるという利点もあります。
婚約指輪は時代によってトレンドが異なるため、デザインが大きく変わります。
クラシカルでシンプルなデザインのものや、ダイヤの周囲の細工が凝ったもの、豪華でボリューム感のあるカットなど、時代によって様々です。
母から譲ってもらった婚約指輪と祖母から譲ってもらった婚約指輪では、それぞれ違った風合いが楽しめるでしょう。

婚約指輪を受け継ぐメリット・デメリット

リフォームをするメリット

婚約指輪を受け継ぐメリットは、なんといってもコストです。
結婚には、なにかとお金がかかりますよね。新居への引っ越し、新しい家具の購入、結婚式の準備、そして新婚旅行など、今までは考えられなかったような沢山のお金が必要になります。
いざ「婚約指輪を買おう!」とはしたものの、貯金とにらめっこをして唸ってしまうカップルも多いのではないでしょうか?

婚約指輪は結婚指輪よりも華やかなデザインが多く、ダイヤモンドもついているため、価格も高いです。
中には購入を泣く泣く断念するというカップルも少なくないそうです。
ですが、そんな時に婚約指輪を受け継いでリフォームをすることができれば、購入費用もかさみませんし、他にはないあなただけの指輪を作ることができます。

リフォームをするデメリット

リフォームすると、見えない部分に傷や内包物があり、それが可視化されてしまう可能性があります。
デザインの裏側部分に凹みや内包物があり、今までは気にならなかったのに突然汚れが出てきたように感じてしまうリスクがあるのです。
リフォーム時にリフォーム会社から伝えてもらえますが、「本当はこんな内包物があったなんて」とがっかりしてしまうこともあります。

また、汚れによって色が濃く見えていて、クリーニングをすると色が薄くなったように感じると言うケースも。そのため、必ずしも自分の理想通りになるわけではありません。リフォーム会社に相談しながら、納得できるリフォームを受けられるように丁寧に進めましょう。

元の指輪の素材やデザインによって、リフォームをするときのアレンジの幅も変わってくるので、リフォームを検討している方は、あらかじめ自分の好みのデザインをある程度決めたうえで、ジュエリーショップにいって相談してみましょう!

婚約指輪をリフォームしたいシーン

婚約指輪のリフォームについて、シーン別にご紹介します。

【1】両親のものを引き継ぐ

両親が使っていた婚約指輪を受け継ぐ場合は、だいたい20年以上前のデザインなので、今の流行とは異なっているものが多いです。ですが、ダイヤ周りのデザインをがらりと変えることで、問題なく使い続けることができます。

【2】古くなってきたものを新しく

両親から譲り受けた場合も同様ですが、古くなった婚約指輪はサイズが合わなくなったり、デザインの好みが変わってしまったりと、購入当初とはいろいろなズレが生じてしまうものです。
そこでリフォームをして最新のデザインにしたり、美しい新品状態にメンテナンスしたりして愛用し続ける人も一定数いるようです。

【3】生前整理

歳を重ねるごとに、断捨離をして生前整理をするという方も増えてきています。ジュエリーは高価なものですから、整理をする際も慎重になるものですよね。
そういった際に婚約指輪を捨てない方には、ピカピカの美しい状態にリフォームをしてからとっておくことをおすすめします。経年劣化を防げるだけでなく、想い出をそのままに新たな美しさを楽しめますよ。 綺麗な状態で取っておけば、孫やひ孫と代々受け継がれる素敵なアイテムになっていくかもしれません。

【4】サイズ変更、修理

末永く使う婚約指輪だからこそ、指のサイズに合わなくなったり、一部が欠けたり汚れたりすることも珍しくありません。とはいえ、そういった故障などのトラブルで使わなくなってしまったら、少しもったいないかもしれません。リフォームなどのメンテナンスをすれば、その後も長く使い続けられますよ。

リフォームの価格相場は?

リフォームの価格は、リフォーム内容や元の指輪の素材によっても変わりますが、大よそ5万円~10万円を想定しておくといいでしょう。
宝石やプラチナなどの素材をつけ加えたり、サイドにカラーダイヤを添えたり、リングにメレダイヤを埋め込んだりすると、価格が上がって15万円程度になることもあります。

ネックレスにリフォームする場合は5万円程度でリフォームが可能で、宝石以外の部分的な加工であれば3万円前後でもリフォームができます。ミル打ち加工をして、モダンなアクセントを添える方もいるそうですよ。

他にも、ストレートのデザインの婚約指輪を、ウェーブ型やV型のデザインに変更したり、異素材を組み合わせたカラーミックスをしたりと、リフォームの内容には様々なものがあります。リフォームの際に、指輪の素材を下取りして費用が安くなるケースもあるので、検討している方は、一度ジュエリーショップなどで相談してみるのがおススメです。

サイズ変更、修理をする場合

サイズ変更の場合は、サイズダウンだと2000円~6000円が目安で、サイズアップだと素材によって変動します。一般的には、プラチナとゴールドの指輪は同じくらいの価格、シルバーだとやや高めのケースが多いです。
でき上がりから受け取りまでは2~3週間程かかるので、余裕を持ってサイズ変更を依頼しましょう。ブランドによっては保証対応しているケースもあり、そういった場合は無償で修理を依頼できます。

指輪をリフォームするときのお店選びのポイントとは?

【1】デザイン画を描けるスタッフがいるか

検索して上位に表示されているからと言って、必ずしもいいお店とは限りません。広告により上に出てくることもあります。まずは、ジュエリーデザインを描けるデザイナーがいるかどうかを確認してください。リフォームする際はデザインをガラッと変えることがほとんど。理想通りの婚約指輪にリフォームをするには、デザイン画を確認しながらお互いのイメージをすり合わせることが大切です。リフォームが終わってから「こんなはずじゃなかった」と泣き寝入りすることにならないよう、しっかりチェックしたいポイントです。

【2】写真入りの「お客様の声」があるか

あまり疑いたくはありませんが、お客様の声はテキストだけならいくらでもお店側が自前で用意できるものです。できれば、お客様の声として写真付きで口コミを掲載しているお店を選ぶと信憑性があり、安心してリフォーム依頼ができます。大切な婚約指輪をリフォームするのですから、口コミサイトを確認するなどして、実際の評判をしっかりチェックしてからお願いするようにしましょう。

【3】安心して婚約指輪を預けられるか

リフォームする際はダイヤモンド付きの高価な婚約指輪を預けることになるので、信頼できるお店かどうかを確認しておくべきです。婚約指輪を預ける時は、写真や書類でしっかりと控えを作ってもらえるお店に依頼するのがおすすめです。また、希望すれば第三者宝石鑑別機関にて記録や鑑別書などを発行してくれるお店もあるので、なんらかの書類できちんと預けた証明ができるお店を探してください。リフォームが終わったとしても、悪質な業者だと宝石がすり替えられている場合があります。しっかりリサーチして、慎重にお店選びをしてくださいね。

指輪リフォームの流れは?

【1】婚約指輪を鑑定する

母親世代の婚約指輪ですから、年月を経ていくらか汚れが付いたり傷が付いたりしているものです。まずは婚約指輪を鑑定してもらって、どういったリフォームが可能かを相談しましょう。

【2】デザインイメージを相談する

どんなリフォームをしてほしいか、希望のイメージを伝えます。
その時はイメージ写真を用意して、お互いの認識にずれが生まれないように注意してください。
そのお店のホームページに理想のデザインがあれば、その写真を伝えるとスムーズです。写真が見つからなければ、デザイン画を描いてもらってすり合わせをしましょう。

【3】デザイン提案を受ける

打ち合わせ後、リフォーム後のデザインを提案してもらいます。
その時に予算もしっかり伝え、予算内におさまるかどうかも確認しておきましょう。
デザインによって価格は大きく異なりますので、理想と予算の間でバランスをとるのがおすすめです。
そこで納得できる提案を受けたら、オーダーをして契約成立。納期を確認し、支払いへと進みます。

ここまで婚約指輪のリフォームについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
婚約指輪のリフォームは、コストの面でも、デザインの面でもメリットがある人気の方法で、指輪の素材などによってリフォームのアレンジ内容も様々です。ぜひ皆さんも「婚約指輪のリフォーム」であなただけの輝きを手にしてみては?

関連記事はこちら