結婚式の受付を頼まれたら。当日までの流れ・服装マナー・サプライズ演出など

結婚式の受付を頼まれたら。当日までの流れ・服装マナー・サプライズ演出など

結婚式の受付は責任重大!結婚式の最初の印象を決める受付だからこそ、抜かりなく準備をしておきましょう。デキる受付になれるよう、当日までの流れと準備のポイント、服装マナーやサプライズ演出をご紹介します!

■結婚式の受付の流れ

【2~3か月前】

受付を依頼される

大体結婚式の2~3か月には新郎新婦から受付を依頼されます。受付は男女別に2名ずつ、計4名が目安。自分以外に受付担当者が何人いるか、受付メンバーはだれかなどを確認しておきましょう。

【1か月前】

二次会だと受付表の作成をすることも

披露宴であれば受付表を受付担当者が作ることはほとんどありませんが、二次会だと受付表の作成を頼まれることもあります。新郎新婦からエクセルなどで出席者リストを送ってもらい、当日使う受付表を作成しましょう。余裕をもって作成できるように、新郎新婦に出席者リストを送ってもらう期限を決めておくと安心です。
わかりやすいようにリストは50音順にするのがベター。新郎新婦との関係も書いておくと、当日ゲストとコミュニケーションしやすく、会話が弾んで場が和みます。受付表は結婚式の1週間前までに作成し、新郎新婦にダブルチェックしてもらうようにしましょう。

お車代の有無の確認

遠方からのゲストがいる場合、お車代を渡すことが多いです。そしてお車代は受付で受付担当者が渡すのが基本なので、新郎新婦にお車代の有無と、渡す場合はだれに渡すのか確認します。受付表にお車代があることを書いておき、当日忘れずに渡しましょう。

【1~2週間前】

会費制の場合はおつりと予備費を用意する

受付で会費を回収する会費制の結婚式や二次会の場合は、おつりも用意しておかなければいけません。なるべく端数がない回避にするのがポイントですが、端数が出てしまった場合は小銭を用意しておきましょう。おつりも1週間前までに用意しておくと安心です。場合によっては会場に依頼できることもあるので、会場に相談するのもおすすめ。
また、当日の急なキャンセルに備えて、予備費を用意しておくのも忘れずに。赤字予備費として、2~3名分の会費を用意しておきましょう。

追加料金が発生しないようにスタッフと打ち合わせ

また、ゲストが知らず知らずのうちにフリードリンク以外の有料ドリンクを使いしてしまうケースもあり、思わぬ出費が発生することも。こうした追加料金を防ぎたい場合は事前に会場スタッフにフリードリンク以外の注文を断ってもらうよう依頼しておけば、予期せぬトラブルを防げます。

【当日】

アイテムチェック

受付表やおつりなど、受付担当者が用意するものがあれば、当日の持ち物チェックリストを作って忘れ物がないか確認してから向かいましょう。
自分で用意しない場合も、受付に着いたら以下のアイテムがあるかチェックしてください。なければすぐに会場スタッフに相談して、用意してもらいましょう。

  • 出席者リスト・受付表
  • 芳名帳(必要であれば)
  • (会費制の場合)おつり
  • お金を管理する袋
  • お金をまとめるクリップや輪ゴム
  • (遠方からのゲストがいる場合)お車代
  • 筆記用具
  • ゲストに渡すアイテム(あれば)

早めに会場入りして準備を

受付開始するのは、開宴の30分前が目安。受付開始時間のさらに30分前、つまり開宴1時間前には会場入りして、段取りを確認し、受付周りを整理しておきましょう。他の受付メンバーとも挨拶をして、円滑に動けるようにコミュニケーションするのを忘れずに!

出席者に変更がないか確認

当日の急なキャンセルなど、受付表に記載している出席者に変動がないかを確認します。この時にお車代を渡す人も確認しておくといいでしょう。

■受付の服装マナー

【男性】

ブラックスーツやダークスーツなど、濃い色のスーツを着用するのが基本。カジュアルな結婚式であっても、受付は会場の顔になるのでジーンズなどのラフな格好は絶対に避けましょう。

ネクタイとシャツはスーツに合った色であればOKですが、かっちりとした結婚式であれば無地の白か黒、シルバーグレーが基本。スーツも黒の場合はネクタイを黒以外の色にして、不祝儀をイメージさせないように気をつけましょう。
二次会の受付であれば、柄が入っているものや華やかなカラーのものでも問題ありません。華やかなコーディネートになるようにしましょう。

胸元のポケットに入れるポケットチーフも忘れずに!素材は綿・麻・シルクのいずれかを選ぶのがベター。色は白無地かシルバーグレーがスタンダードで、フォーマル感があります。カフスボタンやネクタイピンもしっかりつけましょう。

靴と靴下は黒で揃えるのが無難です。ストレートチップの靴を選んで、きちんと磨いておきましょう。

【女性】

パンツスーツもNGではありませんが、スカートの方が格上なのでできればスカートスタイルで行きましょう。ドレッシーなワンピースや、上品な光沢のあるドレスで行くのがおすすめです。

色は花嫁カラーの白を避け、オフホワイトも遠めに見ると白に見えるのでやめましょう。黒一色だと不祝儀の印象を与えるので、黒ベースのドレスを選ぶのであれば明るい色のショールを合わせてください。殺生をイメージさせるファーやアニマル柄は厳禁です。

昼間の結婚式であれば光沢感は控えめにして、シフォンのような清楚なドレスかワンピースがマッチします。夜の結婚式であればシルクなど光沢感があるドレスを選び、ラメやスパンコールのついているもので華やかな印象にしてください。ただし、昼でも夜でも過度な露出は避け、胸元があまり開きすぎていない服を選ぶのがポイント。受付は屈んだりするので、胸元が開いているとだらしない印象になります。

パール系の上品なアクセサリーをつけ、ストッキングを着用。つま先が開いたサンダルやミュールではなく、ハイヒールやパンプスを履いたら完璧です!

■新郎新婦が喜ぶ!受付でのサプライズ演出

1、新郎新婦にプレゼントする写真を撮る

ゲストが受付にきたら、ひとりずつチェキなどその場ですぐプリントアウトできる写真を撮ってアルバムにするのは定番の演出方法。できればチェキにメッセージを書いてもらい、最後に新郎新婦にサプライズプレゼントとして渡しましょう。インスタントカメラ、ペン、アルバムの用意を忘れずに!

ゲスト参加型のプレゼントなので、会場全体が盛り上がる粋なサプライズ演出です。そこで撮った写真をビンゴや質問コーナーなどの余興に使って、指名する時にくじ引き形式で決めるのも盛り上がります。写真をゲストの指名をする時に活用する場合は、だれかわかるように名前を書いてもらいましょう。

2、職場の制服でお出迎えする

新郎新婦のどちらかが制服着用の職場で働いている場合は、受付係の人にその制服のコスプレをしてもらうと会場が盛り上がります。新郎新婦も喜びますし、ゲストもふだん働いている時の新郎新婦がイメージできるので受けがいい演出です。

さらに、職場の上司や同僚、親族からの反響も良いのがうれしいポイント。ただし、こうした目上の人が参加する時ほどやりすぎに気を付けて、常識の範囲内で上品な演出を心がけましょう。この演出をする場合は、受付の人数分の制服手配を忘れずに!どこで着替えるかも事前に確認しておくとスムーズで、当日バタバタしません。

受付は結婚式の顔となる存在。最初のイメージを良くして、ゲストからの好感度大の受付になりましょう。そうすれば、新郎新婦も「あなたに頼んでよかった」と心から感謝してくれます。

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