【マンガ】人気ブランドの歴史を知ろう~ティファニー編~

【マンガ】人気ブランドの歴史を知ろう~ティファニー編~

愛する2人のこれからを象徴する、婚約指輪と結婚指輪。
大切なアイテムなうえにお高い買い物でもあるので、後悔のない指輪選びをしたいものですよね。 そんな婚約指輪と結婚指輪ですが、選ぶときのポイントとして重要な要素に"ブランド"があります。

ティファニーやカルティエなど、ジュエリーブランドには様々なものがありますが、今回はその中でも"婚約指輪の代名詞"と名高い「ティファニー」について詳しく解説していきます。 ぜひご覧ください!

指輪で大切なブランド選び。あなたはどのブランドを選ぶ?

さて、婚約指輪と結婚指輪を選ぶ際には、どのようなブランドを選ぶのがいいのでしょうか? ブランドごとに、モチーフとするコンセプトやデザイン、アームの製法やカッティングなどの技術も異なります。

そのため、まずはブランドを選ぶ前に、

  • どのような特徴をもった指輪が欲しいか
  • どのようなデザインの指輪が欲しいか

といった風に、指輪に求める条件をまとめてみましょう。

パートナーの方へのサプライズプレゼントをする場合は、事前にサイズや好みのデザインを調査しておくのがおすすめです。 パートナーに内緒で指輪のサイズを測る方法については、こちらの記事をご覧ください。

簡単!彼女に内緒で婚約指輪のサイズを測る方法

世界5大ジュエラーとは?

「世界5大ジュエラー」という言葉、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 世界5大ジュエラーとは、世界的に著名な高級ジュエリーブランドのことをいいます。

  • ティファニー(TIFFANY & Co.)
  • カルティエ(Cartier)
  • ブルガリ(BVLGARI)
  • ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
  • ハリーウィンストン(HARRYWINSTON)

世界5大ジュエラーには上記のブランドが該当します。
いずれのブランドも人気が高く、長きにわたって親しまれているジュエリーブランドです。
ティファニーについて詳しくご紹介する前に、まずはその他のブランドについて簡単に解説していきます。

カルティエ(Cartier)

カルティエ(Cartier)はフランス発のジュエリー・高級時計のブランドです。 「Jeweller of kings(宝石商の王様)」と呼ばれていますが、宝石以外にも革製品や文具なども取り扱っています。 1847年の設立当初から積み重ねられた長年の技術と、緻密に計算された左右対称のデザインが特徴的です。 カルティエは時代の流れとともに様々なデザインを提案してきており、中でも3色のゴールドが印象的な「トリニティリング」はカルティエのジュエリーアイコンとして現在も広く親しまれています。

ブルガリ(BVLGARI)

ブルガリは1884年、イタリアのローマで創業した高級宝飾品ブランドです。
ジュエリーや香水・メガネや財布などが有名で、どのアイテムも洗練されたシンプルなデザインが特徴です。

ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)

1906年創業のヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、モナコ王室御用達のハイジュエリーブランドです。 四葉のクローバーを模した「アルハンブラ」や「ペルレ」などが人気のラインで、どのアイテムもポエティックでフェミニンなセンスが光ります。 優美で繊細なデザインはヴァンクリーフ&アーペルならではです。

ハリーウィンストン(HARRYWINSTON)

ハリー・ウィンストン(HARRYWINSTON)は言わずと知れた高級ジュエリーブランドの代名詞です。 ニューヨークの5番外で店をかまえた創業時から、デザインとクオリティを最大限の追求し続けてきました。 単に販売するだけでなくリメイク・売買なども行ってきたほか、アカデミー賞の授賞式で女優が身に着けるためのジュエリーレンタルなども提案。 デザイン・クオリティだけでなく、時代の先陣をきるジュエリー界の先駆者として常に挑戦をし続けてきたブランドです。

ティファニーについて

いよいよ、ブライダルの定番として名高い"ティファニー"のご紹介です。
ティファニーは創業以来、ジュエリーのスタンダードとして世界中の人々を魅了してきました。 デザイン・コンセプト・石や細工の質、どれをとっても一級品。
他にもジュエリー業界のリーディングカンパニーとして、ダイヤモンド事業の流通管理や採掘にともなう環境保全への働きかけなど、業界の指導的な役割を果たしています。 今回はティファニーの世界をより詳しく説明するために、まずはティファニーの歴史についてご紹介します。

ティファニーの歴史

ティファニーは1837年9月18日に誕生しました。
創業当初の店はニューヨークの259番地にあり、当時からジュエリーだけでなく日用品や雑貨、文房具なども販売していました。 画期的だったのはその販売方法で、商品一つひとつに値札をつけて値引き交渉に応じないというものでした。
現在では商品に値札が付いているのは当たり前のことですが、その当時は珍しいものだったのです。
1840年代前半にはヨーロッパから輸入したゴールドジュエリーの販売を始め、1845年にはアメリカ初のオーダーカタログ「ブルーブック」を発行。
現在でも広く親しまれている"ティファニーブルー"の色は、このブルーブックの色に由来しており、それから数年後にカンパニーカラーとしても正式に認められました。

ちなみに、このティファニーブルーの青色はコマドリの卵のような色をしていて、ヴィクトリア王朝時代の慣習から「高潔・真実」を象徴する色とされています。
婚約や結婚といったイベントにはピッタリの意味ですね。

また、その後も1878年にアフリカのキンバリーダイヤモンド鉱石で、世界最大級のダイヤが採掘されたときに原石を購入したり、 1886年にティファニー独自のセッティングスタイルである「ティファニーセッティング」が発表されたりと、ジュエリーの歴史にはいつもティファニーの姿がありました。 ダイヤモンドを美しく輝かせるティファニーセッティングは、アイコニック的なスタイルとして今もなお愛され続けています。

ティファニーセッティング

ここまで紹介したように、ジュエリー界の中でも一際有名なティファニーですが、その名声を押し上げた理由の一つに挙げられるのが「ティファニーセッティング」といえるでしょう。
ティファニーセッティングとは、6本の立て爪で石を支えるセッティングのデザインです。 立て爪でダイヤモンドを固定することによって、様々な角度から光を取り入れ、ダイヤモンドの輝きを更に増幅させてくれます。 手元に明るさと華やかさを添えてくれる、まさにシンプルにして至高のセッティングデザインです。

また、ティファニーはダイヤモンドの評価基準である「4C」に加えて、独自の基準"PRESENCE(存在感)"をプラス。 ダイヤモンド独自のきらめきを吟味し、厳選されたダイヤモンドのみを指輪に使用しています。 ティファニーの評価基準は非常に厳しく、流通するダイヤモンドの9割以上がティファニーの持つ評価基準をクリアできないといわれています。

その他ティファニーの取り組み

トップジュエラーとして業界をけん引しているティファニーは、ダイヤモンドの流通管理や環境保全への取り組みも積極的に行っています。 ティファニーでおなじみの、あのブルーのプレゼントボックスやブルーバッグなどは全て自然に優しい素材で作られたもの。 その他、環境保全に向けた省エネルギー活動への支援や景観保全活動、天然資源の管理に取り組んでいる企業への支援なども行っています。
トップジュエラーとして、責任ある立場で物づくりに励んでいます。

指輪を選ぶ際にはブランドの歴史をチェックしてみて

今回ご紹介してきたように、どのブランドにもそれぞれ違った特徴や理念があります。 それぞれの持つ、物づくりへの想いやコンセプトによって、当然アイテムの内容も異なりますが、ブランドの歴史を紐解いていくことでその一端が見えてきます。
ですから、指輪を選んだり、ブランドアイテムを探す際にはぜひブランドの歴史を調べてみることをおすすめします。 今回は海外のブランドのみのご紹介に留まりましたが、国内ブランドにも魅力的なブランドは多数あります。
みなさんもぜひ、ブランド毎の特徴を把握して、婚約指輪・結婚指輪を選んでみてはいかがでしょうか?

人気のブランド一覧はこちらをチェック

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ライター紹介

写真:乃樹愛

乃樹愛
1994年生まれ。漫画家。 普段はレポート漫画や広告漫画を制作。 小学生から男性主体の野球チームで プレイヤーとして7年野球を続け、国際関係の大学に進学。 大学在学中から独学で漫画を描き始め、同人誌イベントにも出展。 2018年から本格的に商業活動を開始。 公式サイト:https://n0kiaksnk.wixsite.com/nokia-official-web