婚約指輪のお返しと結納返しって何?

婚約指輪のお返しと結納返しって何?

結婚の約束をした相手からもらう婚約指輪。そのお返しをするという考え方があるのをご存知ですか? 「婚約指輪にお返しが必要なの?」と驚く方もいるかもしれませんね。一般的に、この婚約指輪のような、婚約の証として贈るもののことを婚約記念品といいます。この婚約記念品は、男性からだけではなく、女性から男性へと贈られるもののこともいいます。

今回は、この婚約記念品や結納品と、婚約指輪のお返しの関係について見てみましょう。

婚約記念品と結納品

一般的に、男性側は婚約記念品と結納品を用意し、女性側は婚約記念品と結納品を用意します。

結納返しとは、男性側からもらう結納品に対して女性側が用意してお返しするものです。結納返しは、結納品か現金で用意されます。略式結納では、品物を贈ることが多いようです。渡すものは、腕時計やスーツなどの洋服、パソコン、家電などが一般的です。地域差もあり、何をあげるのがいいと特に決まっているわけではなさそうです。

男性側が用意する婚約記念品は、ほとんどの場合、婚約指輪だといわれています。金額は30~50万円が主流。婚約指輪ではなく、ネックレスやイヤリングなどが贈られることもあるようです。ときには、ペアの腕時計が選ばれることも。

この婚約記念品が贈られる際、儀式として記念品交換式がとり行われることがあるようです。交換式の流れとしては、まず男性の父親が交換式の挨拶を行い、男性側から女性側に記念品を渡します。女性本人が記念品を受け取り、「ありがとうございます」とお礼を言います。最後に結びの挨拶を、男性の父親、女性の父親の順で述べて儀式は終わります。

このように、両家の親が一緒に集まって婚約記念品が儀式として贈呈されることもあるのです。

婚約記念品のお返し

この男性側から贈られる婚約記念品のお返しの一つが、女性側から男性側へ贈られる「婚約指輪のお返し」です。一般的には、指輪や腕時計、ブランドのスーツ、カバン、カフスボタン、ネクタイピン、財布などが多いようです。

あるデータによれば、彼へ返すべき婚約記念品を渡さなかったという人は全体の6割いるそうですが、正式にはこのような儀式やマナーがあることは覚えておきたいところです。婚約記念品は、結納品と違って、当人同士で取り交わされるものだといわれているので、ぜひ自分から彼への感謝の気持ちを表現したいものですね。

 

あわせて読みたい!
婚約指輪のお返し額…みんなはどれくらいかけてる?お返し額の平均や人気ランキング

関連記事はこちら