時代と共に変わりゆくプロポーズの形。結婚情報誌『ゼクシィ』の調査により、男性だけでなく女性からも思いを伝えたい、という新しい風潮が生まれていることがわかりました。その新しいプロポーズについてご紹介します。
女性からも思いを伝える『ツインプロポーズ』がイマドキのプロポーズ
結婚の形もだんだんと変わってきていますが、プロポーズの形も変わりつつあるようです。プロポーズの瞬間を共通の友人や家族、その場にいた人とシェアする「シェアプロポーズ」も話題になりましたが、『ゼクシィ』がジューンブライドと6月4日のプロポーズの日に向け、25～29歳と45～49歳の男女に対し「プロポーズに関するアンケート」を行った結果、また新しいプロポーズの形が見えてきました。
プロポーズでOKをもらうために、男性から結婚を申し込むだけではなく、女性からも結婚の意思を伝える『ツインプロポーズ』の傾向が生まれているのです。
Ｑ「女性からのプロポーズ」についてどう思いますか？（回答25-29 歳女性103名）
調査によれば、『女性からのプロポーズ』について、25～29歳の女性で37.9％、45～49歳の女性で46.6％、25～29歳の男性で27.2％、45～49歳の男性で24.3％が賛同しています。男女ともに、過半数以上の人が女性からのプロポーズについて肯定的に捉えていることが分かりました。
注目すべきは、25～29歳という結婚適齢期の女性の約4割が「自分からプロポーズしてもいい」と答えているのです。
「本当に彼のことが好きなら、女性からでも伝えたらいいと思う（28歳女性）」
「結婚したいと思ってくれているのは素直に嬉しい（26歳男性）」
というコメントからも分かるように、結婚することが目的であり、そのための方法にはあまりこだわらない姿勢があるようです。
同時に、「一生に一度のことなので、どう思っているかを伝えたい（26歳女性）」
というように、自分の気持ちも伝えたい！と思っている女性も多くいます。男性も
「結婚は1人でするものではないので相手の気持ちも知っておきたい（26歳男性）」
という声があり、女性から気持ちを伝えてもらえるのはうれしい、と考えています。一方的に男性が求婚し、女性がOKを出すという古風なプロポーズはだんだんと少数派になりつつあるようです。
こうした傾向を踏まえて、女性からのプロポーズを応援するプランや、ツインプロポーズを促進する取り組みなども誕生しています。たとえば結婚式でお互いに誓いの言葉を交わし合うシーンも多くみられるようになりました。
『ゼクシィ』編集長・平山彩子氏は、『ツインプロポーズ』について以下のように語っています。
「プロポーズ＝結婚の申し込みではなく、プロポーズ＝ふたりの決意表明と捉える方が増えてきているように感じています。これは、結婚において「幸せにします」から「幸せになりましょう」というスタンスが当たり前になってきていることが背景にあると捉えています。 働き方や家事の分担も、妻・夫というこれまでの役割を超えて、それぞれのふたりに合った形を作られる方が多い中、プロポーズも同様に、必ずしも男性からする時代ではありません。ふたりにとって、心地のいい方法で決意表明しあうプロポーズが今後増えていくのではないでしょうか」
「プロポーズに関するアンケート」詳細
調査方法：インターネット調査
調査期間：2017年4／12～13
調査対象：25－29歳、45－49歳の男女各103名